鱸一席〜阪神シーバス小話ブログ〜

初めてのルアーフィッシングがオフショアのジギングだった人。
周囲の数名からはMr.シャクレと呼ばれてる人。


そんな人を連れての乗り合いジギング。
磯も防波堤も船釣りも有る程度経験してるけれど、ルアーフッシングはこの日が始めて。
ましてやジギングなんて何それ？？って感じ。


タックルを用意し、リーダーの繋ぎ方を説明し
ジグ選びからアシストフックの事やら
そして肝心の釣り方....と。

釣りって改めて考えたらとても複雑でとても覚える事が多い事に気付かされます
単なる港湾のスズキ釣りも、オフショアのジギングも
鮒釣りだって覚える事は一杯。
釣りって意外と複雑なのです。


ワンピッチショートジャークって言うんですよ。
リール一回転で一回シャクれば良い、割とシンプルなジャーク。
まぁ色々と一杯有るんですけどね、これ覚えてりゃ取りあえずは大丈夫じゃ無いっすかと。
そんな極めて適切なアドバイス。
って言うかそもそも私も大して詳しくない。


一通り説明を聞きながらも、何かちょっと怪訝な表情でぽつりとこんな事を口に。

え？シャクるの？
何で？？え？？
シャクるの？
何で？？
....と。
こんな顔しながら。



注）ま○っちでは無い。


否、別にアゴはシャクらなくてもイイんですよ
アゴじゃなくて竿をシャクって下さい
シャクレてるそっちの竿じゃ無くて釣竿をシャクって下さい。

と、そんな事件が有った遠いあの日。
後世に伝わるシャクレ事件。
記念すべき、Mr.シャクレ生誕の日。



そんな事を言ってた事がついこの前のようなのですが
今やマイ小型漁船で近郊のジギングに出撃し、年に何度かはスミスやトカラまで遠征するようなコアジギンガー。
JGFAのレコードにも名前を連ねた事も有る程にスクスクと成長しまくってしまったので
我らを遥か手前に置いてけぼりにして、もはや名人と呼べる程に自分一人で勝手に育ちまくってしまったので
そろそろMr.シャクレの名は止めにして高橋名人とでも呼ぼうかと、そんな事を語りつつの船の上で有りました。

まぁ、高橋名人でも結局はシャクレなんですがね。