鱸一席〜阪神シーバス小話ブログ〜

  

淫具淫具と
一体君は何を言ってるんだね。

と、ぶつぶつと言いながら、恐らく本年最後と成る釣りが鯵淫具だったとは
デュアルショックコントローラーのようにブルブルと震え、グイングインと暴れる鰺を淫具するとは
由緒正しいスズキ釣りブログとしては些か物足りない話題なのですが
海の状況はヒラスズキなテンションでは無かったので鰺でも釣って帰ろうかって事で。
正月はお頭付きだぜと言わんばかりに。
干物だけど。


同行したアジンガーが言うには
このポイントの鰺は、ピンテールの小さいワームでひたすらデッドスローが利く！との事。
レンジがどうの、流れが何だの....どうのこうの....
ほーほー
普段鰺釣りなんかしないので勉強に成ります。


ただ....
これが想像を絶する程のデッドスロー。
デッドの名は伊達じゃ無いぜ！って程のデッドスロー。
電池切れ直前のお爺ちゃんくらいのデッドスロー。
スズキ釣りのデッドスローの比じゃ無い程のデッドスロー。
冬眠明けのカメでも見切るんじゃないかって程のデッドスロー。
これはキツイ。
ラインと心のテンションを保つのが本当にキツイ。


1ｇ以下のジグヘッドを頑張ってキャストし、辛抱強く深いレンジまで落とし
出来る限り深いレンジをキープしつつのデッドスロー。
このクソ寒い中、ただひたすら忍耐と辛抱の釣り。
グランツーリスモにおける耐久レースと同じ位に体力と共に精神力が試される釣り。
もうね、キーーって成りそうです。
って言うかキーーーって成ったので、車の中でコーヒー飲んでウトウトしてたんですがね。
１５ｃｍのアジ釣るのに、こんなに体と心を浪費したく無いぜと言う事で。
一日ブラックアロー振ってて、オッサンの体はフラッフラだったし。


自分でやるのはちょっと辛い。
でもＢスペック（監督モード）もそれはそれで面白くない。
やっぱ、ここは限界まで気合を入れてヒラ一本に絞るか
それとも極限まで気合を抜いてコタツでじっとしてるか
二つに一つしか道はなさそうです。


と言う訳で、当ブログは啓蟄の頃まで冬眠します。
バチ抜けの頃にまたお合いしましょう。