高知のロックとヒラスズキ、そして...

ティム

2011年09月28日 14:43

タイリクスズキとのファイトで体力が絞られる予定だったものの
ビーストブロイルに体力を削られただけで終わったタイリクスズキ釣行。
これじゃ終われんぜとばかりに向かったのがとある磯。
狙いは勿論おヒラ様。
と言うか、そもそもの狙いはこっち。
あくまでタイリクはおヒラ様のついで。
ヒラ様のお顔が拝めれば本望だ。
タ...タイリクなんて要らないもん。


地元の凄腕アングラー、事情通のM氏と合流しヒラスズキ実績の高いポイントへ。
え?タイリク釣りにあそこ行ったの?
釣れなかったでしょ、ダメですよ、あそこはもう....
と、すっごい今更な話をしつつ。
そんな事、釣りする前に言っておくれよセニョリータ。


フエルト底のブーツフィットウェーダーなら途中で確実にギブアップする様なトレッキングコースを延々と歩き
やっとの事で着いたヒラポイント。
和歌山とは海の色が違う、そして波のパワーも違う。
落ちたら本気でヤバイ臭いがプンプン。
ウェーダーで来る場所じゃ無い気がする。
HASHIMOTOスタイルな場所な気がする。


海はイイ感じの荒れっぷり。
濃いサラシは広がり、ベイトもちらほら見られ、他に釣り人は皆無
まさにヒラスズキ釣り放題って感じ。
ようこそ、オレの釣堀へって感じ。




ギギギ...なんでじゃ!なんで釣れんのじゃ

高知チェリーボーイズな我らはともかく、百戦錬磨な事情通のM氏までもが、この絶好の状況でバイトすら得られないとは
やはり恐ろしい....行く先々で坊主の嵐を巻き起こす、取り憑いた坊主神の呪いは恐ろしい。
ふふふ、我が周囲に居る釣り師よ、お前もお前もみんな坊主ぢゃ!
うひゃひゃひゃ


コーヒー飲みつつダラダラしてると、すぐ近くには何時の間にやらお父さんの二人組みの姿が。
磯竿に長いウキ、エサはアジらしき小魚
見たところ、どうやらアオリイカの泳がせな雰囲気。

アオリか...こんな事ならエギングロッドも持ってくりゃ良かったか。
と、ヒラ以上にイカDoteiな分際でこんな事もふと思いつつ。


すっかり日も高く成り、サラシも静まり返り、こりゃどうしたモノかと....
そう思いつつ先ほどのお父さんを見ると、そこにはバットからヒン曲がる磯竿を必死のパッチに支えてる姿が。
何だ?ただのアオリの引きと違うぞ
ダイオウイカでも釣れたのか?
クラーケンでも掛かったのか?

現場に急行した我ら取材班の前に現れたのは、ガンメタリックに鈍く光る立派なお魚さんの姿が。
あ、あれはもしや!おヒラ様!!


推定80cm
なんとも素晴らしきおヒラ様。
我らのSL-14にも、タイドミノーにも、ハニトラにもK-TENにもドラドペンシルにも食ってこなかったヒラスズキ様。
でも生きたアジなら一撃で食ってきたヒラスズキ様。




くやしいのぅ、くやしいのぅ
ねぇちゃん...くやしいのぅ
やっぱり生きエサには勝てんのかのぅ
ワシもエサ付けようかのぉ
ソーセージでも付けようかのぅ
ヤキソバパンでも付けようかのぅ
グスン


ちなみに、ヒラ様は釣れなかったけど、こんな大きさのこんな魚は釣れたりした。参照↓



注)わざわざ撮ってないので、写真は尼で釣れた魚の使い回しだ。


所謂ロックフィッシュって奴。
サラシを抜けたタイドミノー145SLD-Fのベリーをガッツリと食ってきた、とてもロックンロールなロックフィッシュ。
まさに、いごっそう。
高知のガシラはいごっそう。
いごっそうなロッケンローラー


あ、そうそう
オッサン二人で地の果てまで行って、釣果はチビガシラ一匹なんて口が裂けても言えやしない事をこの場でコソっと書いておきたい。


ギッ!

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